製造業

大王製紙株式会社

当社は、愛媛県四国中央市に製紙工場として世界最大級を誇る「三島工場」を有し、年間約210万トンの紙を生産しています。展開する製品は印刷用紙や段ボール原紙などの産業用紙から、「エリエール」ブランドでおなじみのティシューペーパーやトイレットペーパーといった衛生用紙など、多岐にわたります。また、木質由来の素材であるセルロースナノファイバーやバイオリファイナリーといった新素材の用途開発に取り組むなど、新たな価値創造にも挑戦しています。さらに、当社グループは2050年度までのカーボンニュートラル実現を目指しており、省エネルギーの推進やバイオマス燃料の活用など、環境に配慮した取組も積極的に進めています。

所在地
愛媛県四国中央市三島紙屋町5番1号
電話番号
0896-23-9001
Webサイト
https://www.daio-paper.co.jp/

脱炭素への取組み

リサイクルの促進に係る取組

三島工場では、従来、埋立・焼却処理されていた紙ゴミを難処理古紙として回収し、当社独自の処理技術で古紙とその他のフィルムなどに分別しています。分別された古紙は製紙原料として再利用し、選別されたプラスチックやビニールなどの残渣は発電用リサイクルボイラーの燃料として活用しています。これにより、古紙原料を確保するとともに、温室効果ガスの排出量を削減し、海洋プラスチックごみ問題の解決にも貢献しています。

環境に配慮した物品等の購入・使用に係る取組

三島工場では3台のバイオマスボイラー、1台のリサイクルボイラーが稼働しており、バーク(製材時に出る端材や樹皮)、ダスト(船で木材を運搬する際に発生する細かな木屑)、建設廃材等をバイオマス燃料として活用しています。
また、新たに2030年度の石炭ボイラー1台停止という施策に向けてリサイクルボイラーを2030年度に増設予定で、石炭からバイオマス燃料・廃棄物由来の燃料への転換を進め、温室効果ガスの排出量を削減していきます。

再生可能エネルギーの自社導入

再生可能エネルギーへの転換として、三島工場内に4箇所、トータル3,583kWの太陽光発電設備を設置しています。これらの設備により発生した電力は工場で全量使用することで化石燃料の使用量を削減するとともに、CO2削減にも貢献しています。

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