2つの気候変動対策
「緩和」と「適応」の気候変動対策
地球温暖化による気候変動の対策には、⼤きく分けて、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出量を減らす「緩和策」と、温暖化による影響に対して被害を最⼩限に抑えていく「適応策」の2つがあります。
近年の気候変動により、2018年7⽉の⻄⽇本豪⾬災害をはじめとする甚⼤な⾃然災害の発⽣、熱中症による救急搬送⼈員数の増加、農作物の品質低下など、⽇常の県⺠⽣活や主要な地域産業に影響が広がっています。
そのため、温室効果ガスの排出抑制(緩和)に加え、既に取り組んでいる対策の継続や、避けられない災害などの影響への対応(適応)を進めることが必要です。
愛媛県では、緩和策と適応策を両輪とした地球温暖化対策を実施しています。
- 緩和策
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- 脱炭素型ライフスタイルへの転換
- 脱炭素型ビジネススタイルの実現
- エネルギーの脱炭素型の推進
- 環境負荷の少ない地域づくり
- 環境教育・環境学習の充実とパートナーシップの構築
- 適応策
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気候変動への適応の推進(気候変動適応計画)
「農業・林業・⽔産業」「⽔環境・⽔資源」「⾃然⽣態系」「⾃然災害・沿岸域」「健康」「産業・経済活動」「国⺠⽣活・都市⽣活」の7つの分野への影響分析と適応策を推進中