今すぐ実践しよう!

⾝近なところから始める省エネ活動

企業の脱炭素化に向けての取組みは、設備改善などの「ハードルは⾼いが効果の大きいもの」だけでなく、すぐにチャレンジできる様々な取組みがあります。まずはオフィスでの過ごし⽅など、できることから活動を始め、つぎに⼯場などの設備の⾒直しや運輸・輸送の改善などに取り組みましょう。そうすることで、同時にコスト削減・⽣産性の向上・労働環境の改善といった経営課題の解決も期待できます。

オフィス編

オフィスでの基準の空調温度(冷房28度、暖房20度)で快適に過ごすため、暑い時期は涼しく軽快なクールビズ、寒い時期は暖かい服装のウォームビズで、働きやすいビジネススタイルを実践しましょう。

クールビズ、ウォームビズで快適に過ごそう

廃棄物が増大すると、それを焼却したり溶融したりするために温室効果ガス排出量の増加につながります。
分別と3Rを促進して、廃棄物を出さないオフィスづくりに努めましょう。

廃棄物の削減と分別の徹底に努めよう

省エネ機器を導入し地球に優しいオフィスづくりに努めましょう。
高効率OA機器を導入することで、効果的に節電できます。

省エネ機器への買い替えを進めよう

会社のCSR活動の中でカーボンオフセットへの取組みについて検討しましょう。
※カーボンオフセットとは、経済活動において削減が困難なCO2等の温室効果ガスの排出について、他の場所でその排出量に見合った削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

カーボンオフセットについて考えよう

取引先や消費者のニーズに応えた環境に優しい製品を提供することで、新たに顧客獲得や市場拡大のチャンスを創出できます。

CO2削減につながる製品づくりを考えよう

⼯場・事業場編

空調の温度、湿度の設定を見直しましょう。また、クールビズ、ウォームビズを推進し、服装の面から空調負荷を軽減しましょう。

適切な空調温度に調整しよう

ボイラーや燃焼設備の空気比を最適な状態に調整しましょう。蒸気漏れの補修、蒸気弁 ・ 配管などの断熱強化により熱損失を低減しましょう。また更新時には、高効率設備を導入しましょう。

ボイラーなど加熱設備を適正に使おう

(一財)省エネルギーセンターが実施する省エネ最適化診断を活用しましょう。診断することで、省エネはもとより、コスト削減などの経営改善にもつながります。
詳しくはこちら(外部リンク)

省エネ診断を受けよう

圧縮空気の配管漏れを修繕しましょう。
設備更新時には高効率設備を導入しましょう。

ポンプ・ファンなど電動力設備を適正に使おう

瀬戸内海気候は年間を通じて少雨であり日照時間が長いため、太陽光発電設備や太陽熱集熱機を導入しましょう。風力発電やバイオマス発電、燃料電池などの再生可能エネルギーを導入しましょう。

再生可能エネルギー導入しよう

運輸・輸送編

加速時は穏やかな発進と早めのシフトアップに努め、減速時は早めにアクセルオフし、エンジンブレーキを使いましょう。社内や駐車場においては、アイドリングストップを徹底しましょう。省エネ運転で26%の燃料消費量が削減されます。

エコドライブの実施に努めよう

エアクリーナーやエンジンなどの定期的な点検をすることで、燃費向上を助けます。

定期的な車内整備、点検を強化しよう

タイヤの空気圧が不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化します。適正な空気圧で走行しましょう。

タイヤの空気圧をチェックしよう

効率的な配送を行うことでCO2の排出量は削減できます。車両台数や走行距離を減らして環境負荷を軽減しましょう。

配送の効率化を図ろう

省エネ法による燃費基準を満たす低燃費車やハイブリッド車を導入しましょう。また電気自動車などの導入についても検討しましょう。

低燃費車・ハイブリッド車、EV・FCVを導入しよう

海に囲まれた四国は様々な物流手段が選択できるため、より環境負荷の小さい鉄道や船舶などを活用した貨物輸送への転換を図りましょう。

グリーン物流(モーダルシフト)を推進しよう

愛媛県では、脱炭素経営への取組みを⾏う企業へ、専⾨家派遣や低利融資など様々な⽀援を⾏っています。